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平成24年度 入園式を終えて

ご入園おめでとうございます。

本日は天気が回復してくれて本当に良かったです。元気な新入園児が当園の制服を着て初めて園児として登園した記念すべき日でした。

 可愛らしいその姿を見ながら、一人一人の生まれ持った天分、惻隠の心を伸ばす使命の重さに責任を感じずにはおられませんでした。幼児期は人間形成の基礎の時期です。この時期に内面を整え、自ら学び自ら実践しようとする姿勢を涵養する事はとても大切です。幼児期をおざなりにし、善悪美醜の判断が出来るように育むことをしないまま時を無為に過ごしてしまうと後に様々な問題が生じることになります。逆に幼児期に人間として大切な弁えや惻隠の心、他者の想いに共感する心や自学自習の精神を身に付けることが出来ればそれは一生の宝物になります。しっかりした基礎の上に様々な経験が積み重なっていけば、より人格の整った人物へと修練していくでしょう。そのような在り様はよく建築物にたとえられます。基礎がしっかりしていないとその上に何を建ててもすぐ崩れる…けれども基礎がしっかりしていれば容易に倒れることはない、倒れかけてもまた修復すれば堅牢になる。人間も同じだと思います。

 このことを念頭に置き、今後も感育(感じて育む)活動を進めてまいります。

 我が子の育ちの場として当園を選んでくださった方々の想いに報いるべく日々の実践を大切にしてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。本日はお越し頂きありがとうございました。

御調みくに幼稚園

代表 玉崎 勝乗