上級救命講習に参加して
今年も危機管理・危機対応の観点から9月8日に行われた【上級救命講習】にスタッフと共に参加してきました。 【上級救命講習】は尾道市消防局が1年に1度だけ実施する講習で、園の研修の中でも最も重要と考えている園外研修です。
私達の職責は主に3つあると考えています。1つ目は、《元気で登園してきた子供達を無事に帰す》2つ目《「幼稚園って楽しいな」と子供達が感じられる環境を日々創出する》3つ目《子供達の天分を存分に伸ばす》です。
1つ目の最も重要な職責を果たすためにこの【上級救命講習】は欠かすことの出来ない研修なのです。
朝8:30から始まった講習は、昨年同様今年も座学より実践中心でした。要救助者を発見してから状態に即してどのように対処すればいいのか知識として学んだ後、大出血はないものの意識がなく呼吸もしていない場合について具体的にどうするかを見学、自分達でも行いました。
心肺蘇生法では30:2で心臓マッサージ・人工呼吸を一定のリズムで行っていきます。練習用AEDも用い、電気を流す時絶対要救助者の体に触れてはならない(感電して危険だから)ことについて認識を深めることが出来ました。
その他にも気道異物の除去や乳幼児への応急手当、止血法、搬送法等多岐について学びました。昨年も受けた講習で感覚的には復習に近いものでしたが、この度改めて学習することが出来、更に定着を図ることが出来たように思います。やはり毎年受講することが大切ですね。
学びは盛り沢山でしたが、時間はあっという間に過ぎていきました。最後に確認の試験(実技・ペーパー)を受け、全員パスし午後6時前に終了しました。 スタッフの中には実技で満点の先生も居り、救命士の方からお褒めの言葉を頂きました。
今後も子供達の安全を保障すべく危機管理に努めてまいりたいと思います。ハインリッヒの法則では「1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300のヒヤリハットが存在する」と言われています。私達は予兆と言える「ヒヤリハット段階での気付き」を重視し、今後も安全な幼児教育を心掛けていきます。 <了>